そんなレベルソが、今年生誕85周年を迎えることを先日お伝えしましたが、これを機に、レベルソはクラシックなレベルソ・クラシック、過去に失われた意匠と現代的な意匠、そして伝統技術と最新技術の融合によるレベルソ・トリビュート、さらには女性のためのエレガントなレベルソ・ワン、以上3つのコレクション編成としてそのキャラクターを明確化していくことが発表されました。
ジャガー・ルクルト スーパーコピー そんなコレクションの再編成にあたって、今回新登場となる5種類のモデルが、それぞれのコレクションの個性を際立たせる役割を果たすことになりますが、中でもクラシックでありながら極めてモダンでスタイリッシュなテイストを併せ持つ、レベルソ・トリビュート・デュオは、新世代のレベルソを代表するモデルとして、ぜひ注目したいモデルと言えるでしょう。
ジャガー・ルクルト:レベルソ トリビュート デュオ Ref. Q3908420 イメージ03
42.9ミリ×25.5ミリ×9.2ミリというサイズの薄く仕立てられたケースは、比較的平坦な意匠を持っており、立体感に乏しいとの意見もありますが、この平坦さが、このレベルソに現代的なテイストを付加しているように思えます。
表面が時分針とスモールセコンド、裏面に第二時間帯の時刻を6時位置の24時間針とともに表示するこのモデルは、数あるレベルソのバリエーションの中でも、最も実用性の高い組み合わせのひとつと言えるでしょう。
そのダイヤルデザインも注目すべきものであり、表側のシルバーは面を粗したオパール仕上げであり、針やインデックスに採用されたブルースチールカラーと絶妙な調和を見せています。
アプライドのバーインデックスは文字盤中央に向かってとがったデザインが採用され、文字盤外周に刻まれたレイルウエイ・ミニッツトラック、そしてドルフィン型の長短針とともに、レベルソ創生期のアールデコの影響が見られますが、あえて円形としたスモールセコンドが組み合わせられることによって、全体がモダンな印象となっている点は注目に値するでしょう。
一方裏側は、ダークブルーにシルバーの針とインデックスを基調としており、表側との対比がことのほか鮮やかに仕上がっています。
若干上方にオフセットされ、レイルウエイトラックに囲まれたメインダイヤル、そしてこれと一部重なり合う形で6時位置にレイアウトされた24時間表示用サブダイヤルには共に円形が採用され、メインダイヤルのバーインデックスやサブダイヤルのセクターデザインもアールデコのテイストを強く持つものながら、何ともモダンなテイストを見せるブルーの発色が、クラシックテイストに寄り過ぎてしまうのを見事に防いでいます。
またその外周に施されたクル・ド・パリ装飾が、この文字盤の精密さをより際立たせている点も見逃せません。
ジャガー・ルクルトがレベルソにこれほどまでにバランスの取れた外装を与えられるようになったのは、カルティエをはじめとする、所属するリシュモングループ内の人材やノウハウの共有によるところが大きいのでは、と想像されますが、近年時計業界において注目が集まっているブルーを、こんなにも印象的に取り入れた例を、筆者は他に知りません。
ジャガー・ルクルト:レベルソ トリビュート デュオ Ref. Q3908420(Jaeger-LeCoultre Reverso Tribute Duo Ref. Q3908420)仕様
Ref. Q3908420
ジャガー・ルクルト:レベルソ トリビュート デュオ Ref. Q3908420 表ジャガー・ルクルト:レベルソ トリビュート デュオ Ref. Q3908420 裏
ステンレススチールケース
ケースサイズ:42.9×25.5×9.2mm
3気圧防水
インハウスムーブメント キャリバー854A/2 搭載
手巻き
21,600振動/時
パワーリザーブ:42時間
第2時間帯表示
24時間表示
価格不明
http://kongji.animech.net/